ラズパイとSoftEtherを使ってVPNサーバを作ってみます。古いMBPをVPNサーバにしてたんですが、サーバ用途にはLinuxの方が使いやすいです。
ベースはRaspberry Pi 2 model Bです。パワーは十分でしょうか。

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ヒートシンクは効かないそうなので、ファン付きのケースを使用。ファンは静かでほとんど無音です。どれくらい効果があるか不明ですが。温度をモニターしてみたいですね。

Eleduino Raspberry Pi 2 Model B アクリル ケース ブラック Black +MINI ファン パッケージ
- 出版社/メーカー: Eleduino
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SDカードはラズパイと相性があるようですが、とりあえず以下のは問題ないです。

Samsung microSDHCカード 16GB SAMSUNG EVO Class10 UHS-I対応 MB-MP16DA/JPEC
- 出版社/メーカー: 日本サムスン
- 発売日: 2014/12/23
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キーボード、マウス、モニタはなし、iPhoneのACアダプタと余り物のusbケーブルを用意しました。
raspbian jessieをマニュアル通りにインストールして起動する。dhcpでipを取得するので、arpでipの一覧をみて、ラズパイのipを見つける。
arp -a
sshでログインして、初期設定する。sdカードの容量拡大、タイムゾーン、パスワード変更など。
ssh -l pi 192.168.0.xx
raspi-config
raspbianをアップデートして最新版に。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
ファームウェアもアップデート。
rpi-update
固定ipはjessieから設定する方法が変わったらしい。/etc/dhcpcd.confを修正する。
RaspberryPi - Raspberry Pi 2 (Raspbian: jessie) でIPアドレスを固定する - Qiita
Raspian側の設定はリンク先の通り。
RaspberryPi - Raspberry Pi 2とSoftEther VPNを使ってVPNサーバーを構築しよう! - Qiita
SoftEtherのインストールはマニュアル通りだが、ローカルブリッジはあらたにtapをつくる。tapとeth0がbr0を通じて通信できるようにすると、VPNからログインしてラズパイにsshしたりできます。クライアントは特別準備しなくてよいようにL2TPを有効にしておきます。DDNSサービスが用意されるのが素晴らしいです。DNSは自前VPNの最後の難関ですから。
ルータのポートフォワードを設定して完了。
最後にsdカードの中身をバックアップしておきましょう。SDカードをMacにさしてddでバックアップ。
dd bs=1m if=/dev/rdisk2 of=raspi.img
追記1
ファイアーウォールufwをいれる。
sudo ufw default DENY
sudo ufw limit 22
sudo ufw allow 8080
sudo ufw allow 500
sudo ufw allow 4500
sudo ufw enable