PicoRubyマクロパッドを作った

この記事はPRK Firmware Advent Calendar 2021の12月4日のエントリです。

秋にPiceRubyのロゴを模したPRK firmwareで動作するマクロパッドを設計、試作しました。 その経緯を書いてみたいと思います。

Vpicoを作った

f:id:eswai:20211002194224j:plain

Rubyファンで、自作キーボード設計者なので、 PRK firmwareは試さないわけにいきません。 Rubyなら自作のQMK薙刀式をより進化させることができるのではないか、という目論見もあります。

そこで、まずPRK Firmwareで遊ぶために、 テスト用のキーボードを作りました。 モバイル用のミニマムキーボードのイメージです。 中央の一等地にラズパイPicoを鎮座させてみました。

ProMicroでキーボード設計するのと変わらない感覚ですね。 3Dプリンタでケースも作ってみました。

github.com

PicoRubyのロゴができた

そんなときに、hasumikinさんがPRK Firmwareのロゴを作っているのを発見。これはキーボードではないか。

レンダリング画像を作ってみた

とりあえず自作のレンダリングツールで早速ロゴを模したキーボードをレンダーしてみた。

反応があった

そしたらPRK firmware 作者のhasumikinさんから反応があり、本当に作るんですかという問いに、作りますと即答。 自作キーボード入門イベントを企画しているとのことで、題材に使いたいとのことでした。

マクロパッドを作ってみた

f:id:eswai:20211023111927j:plain

で、作ってみた。 Vpicoを作っていたので、設計は簡単だった。 本当はこのキー数ならダイオードは不要なんですが、PRK界のmeishiを目指すために、キーマトリックスを使って、ダイオードも入れました。 LEDも3個つけられます。

試作1号はロゴのシルク印刷がつぶれたのでロゴを修正してもらったりして、改善版2号機の設計までやりました。 自分用は3Dプリンタでケースも作ったんですが、イベント用にボトムプレートも設計しました。

github.com

基板はフリーのKiCadというツールで設計し、 JLCPCBで制作をしてもらいました。 費用は基板5枚で$2.5、送料 $2.56と格安です。 みなさんも気軽にキーボードを設計しましょう。私は自作キーボード設計入門で学びました。 このレベルなら素人でも 設計できるようになります。 並べて配線つないでいるだけです。

イベントで使ってもらえた

connpass.com

ということで、 hasumikinさん主催の今日のイベントで 使ってもらえるらしい。

みなさん、無事に完成できたでしょうか。